大熊町の行政区長が町民とともに「帰らない宣言」を発表

福島・大熊町の帰還困難区域にある行政区の区長が、3日、町民とともに「帰らない宣言」を発表した。
木幡(こわた) 仁区長は「わたしたち野上一区住民は、中間貯蔵施設の建設に際して、帰らないということを宣言します」と述べた。
宣言を発表したのは、大熊町の帰還困難区域にある野上一区の木幡 仁区長。
避難先で会見を開いた木幡区長は、高い放射線量や、中間貯蔵施設建設への不安などを理由に、行政区として初めて、町に戻らないことを宣言した。
このあと 木幡区長は臨時役場を訪れ、鈴木副町長に対し、宣言書を手渡した。
区長によると、行政区に住んでいた180人余りの町民の多くは、帰らないことに同意しているという。

(7/3 13:17) 福島テレビ

http://www.fnn-news.com/localtime/fukushima/detail.html?id=FNNL00013744